中国料理・広東料理|聘珍樓(へいちんろう)

第三回【ハトムギ(生薬名 薏苡仁)】

「ジュズダマ遊び」の思い出

昭和の時代までは東京でもそこかしこに自生していたジュ  ズダマ。ハトムギの野生種。硬くて食用には適しません。

 大人になってから取材先で初めてハトムギを見たとき、「あ!これはジュズダマですね」と嬉しくなって叫んでしまい、言下に「違います」と言われてちょっと恥ずかしい思いをしたことがありました。それ以来何十年も「ジュズダマ」と「ハトムギ」は別物、と信じていましたが、 この原稿を書くために改めて調べましたところ「ハトムギ」は自生する「ジュズダマ」を元にできた栽培種だそうで、分類は同じイネ科キビ亜科トウモロコシ連ジュズダマ属です。二つの写真を見比べると本当にそっくりですが、ジュズダマは房がぴん、と上を向いていて、ハトムギは垂れ下がっているのでなんとか区別がつきます。
 昭和に子供時代を過ごした人なら、きっと「ジュズダマ」はよくご存知かと思います。近所の原っぱや、線路脇や道端に自生している様々な植物の中でも「ジュズダマ」は特別な存在でした。子供の目には、黒光りして日の光を反射して輝くジュズダマの実はまさに「宝石」。何時間もかけて摘んで、集めて、ポケット一杯に詰め込んでホクホクした気持ちで持ち帰り、針で穴を開けてネックレスを作ったり、お手玉の中身にしたりと大切にしていました。今はもう空き地や原っぱもなくなってしまい、都会で「ジュズダマ」を見ることも少なくなりましたが、子供時代の大切な思い出の一つです。

聘珍樓の薬膳

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