中国料理・広東料理|聘珍樓(へいちんろう)

第五回【花旗参(ハナハタジン)】

「高麗人参」の歴史

 そもそも日本において一番古くから不動の人気があって抜群の知名度を持った生薬といえば、真っ先に挙げられるのが「高麗人参」だと思います。効能の一般的なイメージとしては「滋養強壮」。ここ一番頑張らなくては!という時に飲むもので、薬局で並んでいる栄養ドリンクの中でも、値段が高い方にしか「高麗人参」の成分は入っていないからこれはすごく効く!みたいな感じでしょうか?
 日本での「高麗人参」服用の歴史は江戸時代にさかのぼります。その人気は高く、幕府が江戸に取引所を開設すると、高価な人参を求めて人々が徹夜で行列するほどでした。
 日本には「人参飲んで首くくる」ということわざがあります。これは高価な「高麗人参」を飲んで病気は治ったものの、破産して自殺した、という意味で、後先考えずに身分不相応な散財をすることのたとえです。江戸時代、「高麗人参」はこんなことわざができてしまうほどの大ブームだったのですね。
 やがて日本でも産地から持ち帰った種を元に栽培が始まりましたが、幕府の肝いりで造られた「御手畑」で秘密裏に行われていたようです。そのため、「高麗人参」の日本名は「オタネニンジン」と言います。「オタネ」は「御種」。「御手畑」で「御種」を「御手人」が栽培する、というお上による特別な管理栽培、といったところでしょうか。
 香港の人に聞いてみると、「高麗人参」に強壮剤的なイメージを持っている人はいなくて、もっと根本的な「健康増進」とか「免疫力アップ」といった刹那的ではないパワーの源として大切に服用されているようです。中国では「高麗人参」の生薬としての歴史は2000年を超えます。中医では、他の漢方薬と合わせて複合的に処方されることが多く、「高麗人参」そのものの効力もさることながら、合わせた漢方薬の効能をより高める、などという役割も期待されているそうです。

聘珍樓の薬膳

malmaga_s

聘珍樓の薬膳

Instagram

PAGETOP
Copyright © 株式会社聘珍樓 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.