通常、レストランでワインを注文すると必ずといっていいほど現在は「ホストテイスティング」をすることになります。
ソムリエがご注文頂いたワインをお客様に示し、銘柄とヴィンテージなどを言い、ご注文の品と同じかどうかを確認して頂き、その後抜栓し、ご注文の方(主に、ご接待ならホスト側、男女だったら男性側)に香りやお味を確かめて頂くというものです。


ソムリエが栓を抜いた後、コルクのワインが接していた部分の香りを確かめるのですが、このコルクの時点でそのワインの健康状態の8割方は判断できます。
ワイン以外の香り(カビ臭、金属臭)など嫌な臭いがしなければ まずはOK!

その後普通は、ホストテイスティングという流れですが、最近はソムリエ自身もお客様にテイスティングをして頂く前に、試飲させて頂く事が多くなりました。
お客様のお買い上げのワインを少しだけいただく訳ですから大変恐縮なのですが、コルクの時点で大丈夫でもさらに確かめるためと抜栓したてのワインをなるべく美味しく飲んでいただくには、デキャンタージュ(ワインを別の容器に移し替えより空気に触れさせ香り等を立たせるため他)した方が良いか、お客様の人数(2名様、4,5名様など)によってはボトルを飲み切る時間も違いますので、そのワインが持っているパワーや構成力などと比較しながらデキャンタージュすべきか、そのまま瓶でサービスすべきかなどを判断していきます。

また、ご注文のワインに合わせてご用意しているワイングラスもその時のワインの状態で改めてご用意し直す場合もあります。すべては出来る限りそのワインを最大限に美味しく飲んでいただくための事なのです。

そして。色々な事を瞬時にまとめ判断してから、ホストテイスティングへとなります。もちろんホストテイスティングをしていただいたお客様にデキャンタージュしてもよろしいかどうかなど再度お伺いをいたしますので ソムリエの判断だけでサービスするようなことはいたしません。

このように 抜栓からホストテイスティングの短い間でも お客様との会話も含めいろいろなことを考えながらソムリエはサービスさせていただいております。
To be continued

バックナンバーはこちら