「生牡蠣とシャブリ」、今はそれ程言われなくなってきたようですが、なぜそのように言われているのでしょう?
いろいろな理由は確かにあります。

例えば、昔は流通の関係で鮮度のあまり良くない牡蠣が多く、「殺菌効果がある酸の強いワインを飲めば大丈夫」とされ、また当時パリなどではブルゴーニュワインを飲むことが一種のステータスのように言われていため、Chablisが選ばれた。とか…


酸は確かに殺菌作用があり、今日でも生牡蠣にレモンを絞ったりすることは、ただ味覚だけのことではありません。
また、貝類の磯の香りに合い易いワインとなれば、海岸近くの海洋性土壌の石灰岩質の多い土壌で出来たワインなどには、かすかに潮の風味や塩気みたいなものを感じる場合があります。

Chablisは、やや内陸ではありますが土壌は近く、その他にはロワールの白、特にMuscadetなどや、ボルドー地方のEntre−deux−mers、イタリア北部ヴェネト州のSoaveなども磯の風味と良く合うワインたちです。
また、カリフォルニア・ワインのように新鮮な果実の香りが強いものほど、かえって邪魔になり、合わせずらくなりがちではありますので 2〜3年熟成をし果実香が落ち着く頃の尚且つ酸はフレッシュさを保っているワインがベストということになります。

そうなると、「生牡蠣とChablis」は選択肢の一つに挙げられ、間違ったものでもないような気がします。
とは言うものの、それ以外のワインは全く合わないということでもなく、ワインと食事のその時のsituationも大事な要素になると思いますし、白ワインは冷やせば冷やすほど、甘みが弱く感じられ酸味が強く際立ってきますから 生牡蠣のような素材の時は温度をより下げて飲むと良いでしょう。

なお、赤ワインについて白ワイン同様、冷やすと甘みの度合が弱くなりますが、渋味(タンニン)が目立ってきてしまうため、味のバランスが崩れます。
ボジョレー・ヌーヴォーのように渋みが弱いタイプであれば、逆に少し冷やしめで飲む方が、バランスが取れ味が引き締まります。
To be continued

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