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カリフォルニアに初めてブドウ栽培をしたのは、1779年、スペイン人宣教師がミサに使うワインを造るためにブドウの苗を植えたのが始まり。
その後のカリフォルニアのゴールドラッシュの影響などで、ワインの大量生産地として安価なワインを多く供給し拡大してゆくが、ブドウの最大の敵フィロキセラの被害を受けたり、1920年から14年間近くあった禁酒法などにより、急激に衰退をすることになる。 |
1933年になり禁酒法が解け、一斉に復活をするが 安価なブランド・ワインばかりを生産していたが、今の主流のヴァラエタル・ワイン(ブドウ品種名表記)を造り始めたのは、1970年代になってからである。
言ってみれば、この30〜40年の間に急激な進歩を遂げた事になるのである。
これは、ワインを科学的に分析し、マーケティングを重視したワイン醸造学の源、ロサンゼルス大学ディヴィス校の存在があるのは言うまでもなく、その後のニューワールドと言われるワイン産地への影響力も大きい。
1976年に、フランス・パリで開催された「フランス・ワインとカリフォルニア・ワインのブラインドテイスティング対決」では、フランスのグラン・ヴァンを押さえてカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニョンが勝利を勝ち取ると言う快挙が起こることになる。
これにより世界的な評価と共にシェアも拡大し、当初50ha位しかなかったカベルネ・ソーヴィニョンの栽培面積は、300倍以上に膨らむ事になる。
フランス・ワインとの違いの一つにラベルの表記が揚げられる。
フランスのAOC(原産地呼称法)のように、産地別使用ブドウ品種制限や収穫量制限、最低アルコール度数制限など細かな規制があるが、アメリカ連邦政府承認ブドウ栽培地域AVAは、その指定栽培地域のブドウを85%以上使用することだけを制限している。
また、フランス・ワインは産地名を大きく表示しているが、カリフォルニア・ワインは
醸造元名や特にブドウ品種名(そのブドウ品種を75%以上使用している)を大きく表示している。
これは、その栽培地を重視して見せるのか、ワインを造っているブドウ品種を重要視して見せるのかという、全く対照的なものである。
ここにも、その伝統的なこと(土壌などによる銘栽培地域など)に縛られない柔軟な考え方の一端が見える。
ブドウ品種名を見せる事により、素直に、直接的にそのワインの味わいや風味、そのスタイルなどが消費者にもわかり易く、今の繁栄に結びついている一つの重要な要素であることは間違いない。
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