〜最近のはまりワイン・Fitou(フィトゥ)〜

手ごろな値段で肩肘張らずに気軽なワイン、普段簡単に飲めるようで意外と飲む機会が少ないフランスの地中海沿岸地域のラングドック・ルーションのワインを最近よく口にするようになった。
この地域は、ガール、エローなどを含む5県にまたがり、ブドウの栽培面積は現在、フランス国内で二番目の広さと聞く。
Minervois(ミネルヴォア)、Corbieres(コルビエール)などいくつかの魅力あるアペラシオンがある中で、Fitou(フィトゥ)というワインが最近のお気に入りである。
Fitouは、カリニャンというブドウを主に造られるワインで最低9ヶ月間の樽熟成が
義務付けられている骨格のしっかりしたコクのあるものが多い。
もちろん南仏の太陽が育む凝縮した果実味十分なのは言うまでもない。
昔から飲んではいるのだが今回たまたま行った店で飲んだのがきっかけで、何回か同じワインを注文し、飲んでるうちに癖になりつつあるような気がして、少々怖い!?。
「なんだろう? マァ、何でもいいけど美味しいじゃん」という感じである。
ワインそのものが美味しいのは言うまでもないが、そのとあるお店の持つ雰囲気(お店の主人のキャラだろうが)とそこに集まるお客様たちも味に影響を与えている。
カウンター席しかない10名で満席になってしまうようなお店で、お客様同士がコミュニティを作り、知らないお客同士でいろんな会話が弾む。客層もいろいろで老舗のお菓子屋の
主人やレストランオーナーやホテルの総支配人などの業界関係者だったり、俳優やタレント芸能人からごく普通のサラリーマン、デザイナー、クリエーター的な方までと幅が広い。
初めて会えば名前ぐらいはお互いに言い合うのだが、職業などは別に言わない。
連れや仲間同士の会話を邪魔することもなく、適当な時に会話に交ざったり同じ話題で相槌を打ったりという感じである。 この雰囲気で飲むFitouがなぜか旨いのである。
つまみの肴もいろいろでアジの塩焼きとグリエールチーズのリゾットを一緒に食べる方もいるし、イベリコ豚ロース肉のソテーもなかなか旨い。
Fitouの肴としてはまず、ラタトゥイユ(南仏風野菜のトマト煮)か小腹がすいていたらペンネ・アラビアータもいい。 グリエールチーズが香ばしく焦げたポテトのグラタンも外せない。いろんな野菜をスープで煮て少しバターでモンテ(コクを出す)したレギューム・ショー(温野菜)も捨てがたい。
最後にタルト・ノア(クルミのタルト)で締める。
お客様同士が作るお店の雰囲気と会話、気の利いたなんでもない肴(料理)にFitou、
どこかのお店でこのような料理とFitouを見つけたら ぜひお試しあれ!
そこにすてきな会話が加われば、きっとはまること請け合い・・・・ます。


To be continued

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