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 ~ ワインという飲み物の価格に想うこと ~

Domaine Claude Dugat Gevrey Chambertin
ドメーヌ・クロード・デュガ ジュヴレ・シャンベルタン

このドメーヌのワインを初めて飲んだのは、1996年か97年だったと思う。
まだ10年足らず前である

 しばらく味わったことがない本来のブルゴーニュワインの美味しさを再認識させられたワインであったような記憶がある。
 当時、とあるワインバーで働いていた時にそこの店主が「これ、旨いよ」と言って2~3ケース仕入れてきたものをスタッフたちで飲んだ(試飲!?)のが最初である。
 その時のヴィンテージは覚えていないのだが、何代も続く古いドメーヌなのだがクロード・デュガ名でワインをリリースしたのが1993年からと聞くので、たぶん93年か94年じゃなかったかと思う。
 当然現在と比べると価格自体もはるかに安かったし、店での販売価格で¥7,500位じゃなかったかと思うが、もう少し安かったかもしれない。
 現在は、仕入価格でもそれを上回る¥10,000前後で取引されている。
 と言うことは、お店やレストランでの販売価格は普通から考えれば¥20,000を超えるであろう。
 実際僕自身がどこかのお店で飲んだDugatの村名Gevrey Chambertinで今までで一番安い価格が'03 ¥15,500、「ちょっと高いな」と思ったのが '02 ¥26,600である。それ以上の値段のところもあったのだがそれは飲まない・・・飲めない。
 某ワイン評論家の絶大なる賛辞と共にその価格はうなぎのぼりの如く上がり、せっかくいいワインなのに 飲む機会は限られる。というか極一部の方しか飲めなくなる。
 流通価格から考えれば、¥15,500は大変お値打ち価格で、少し無理をすればたまには飲めるが、¥20,000を超すとなかなか手が出ない。
 グラスの中のワインのその深みのある色合いと輝き、立ち昇ってくる香り、果実味、酸、タンニンともしっかりと主張しながら飛びぬけずにまとまっていてバランスがいい。
 「旨いね、これ!」杯を重ねるごとにその美味しさはさらに上昇してくる。
 良いワインなのだから少々高いのは致し方ない。が、もう少し何とかならないものなのだろうか? 最近このDugatに限らずボルドーやローヌワインをはじめ、他のブルゴーニュワインなども批評家などの評価が高いワインはすぐにかなり高くなってしまう。
 もちろん評価とともに需要と供給があり、それに関わるビジネス面もあるのは承知しているのだが、値上がり幅に少し疑問を感じる。
 日本にソムリエという職が認知され、ワインブームを経て、レストランなどでワインが定着してきた今日と今後のレストランのワインのあり方を考えれば、その価格設定(卸価格・販売価格)を売り手であるレストラン及び業界全体でも再考する時期に来たのではないだろうか。
 20~30年前のレストランなどはワインといえばBeaujolaisやA.C Bordeaux、はたまた、なんとかRoseなどしか出なかった時代からすれば多種多様なワイン(グラスワインも含めて)が出るようになり、レストランでの食事にはドリンク(ワインじゃなくてもいいのだが)を飲むようにレストランでの食事の楽しみ方がより熟成されてきたのだから、余計にワイン価格の高昇度合いが気になる。
 食事代とワイン代とのバランスはとても大切なことで、それが今後のレストランの繁栄にも繋がるような気がする。
 ~これは、一例としてDugatのワインを揚げましたが、その他一部のカルト的なワイン自体を
 否定するものではありません、念のため。~


To be continued

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