【七の種】 「ワインの栓はコルク栓」

ワインは酸素を吸収しやすい性質を持っています。
空気との接触は酸化、劣化を早めてしまいます。
しかも空気を断って、長く熟成させると風味が向上することが多いのもワインの特徴の一つでしょう。

そこで人間が考え出したものは、ガラス瓶とコルク栓でした。
コルク樫の樹皮から作るコルクは、その組織細胞が細かく密度が高い上、加工乾燥することで、弾力性に富み瓶の口に差し込み易く、ガスや液体を通すことがなく、腐敗などに対する抵抗力が強いという優れた性質があることを発見し、採用したのです。
歴史も古く、ガラス瓶もコルク栓もローマ時代にはすでに使用されていたようです。

ちなみに、コルクを採るには、樹齢20年以上のコルク樫を選び、その樹皮を剥がすのですが、剥がした部分の樹皮が再生するのに10年近くを要します。

また、初めて剥がした1回目と2回目は良いコルクにはなりません。
その10年後の3回目の樹皮から初めてコルク栓になるコルクが得られるのです。

すなわち、コルク栓は40年目で出来るという、実は大変なものだったんです。